渡米前:アメリカでの保険関連

 

アメリカ滞在中の保険への加入手続き

                

渡米前に考えておかないといけないのが滞在中の医療保険です。一般的には、渡米前に国内で予め海外旅行保険に入っておく方法と、アメリカに来てから入る方法があります。アメリカの医療費は非常に高額です。事前にしっかり検討をして、アメリカで安心して生活ができる準備を整えましょう。

アメリカ滞在中の保険加入の選択肢

渡米前

①海外旅行保険に加入

OR

渡米後

②研究留学先から提供される保険プログラムに加入(事前に留学先に確認ましょう)

③個人でアメリカの保険会社と契約

J1ビザの方は健康保険への加入が、アメリカの法律で義務付けられています。

  • • アメリカ受入れ先から提供される保険プランがあれば、保険料、補償内容を確認しましょう。
  • • 海外旅行保険と比較し、海外旅行保険に加入する場合は早めに手続きをしましょう。
  • • J1ビザを取得している人が加入する保険は、以下の補償がされていることが必須条件となっています。(2015年5月15日改訂)
  • • 海外旅行保険に入る場合は、必ずこの補償内容がカバーされているか保険会社に確認しましょう。
  • Medical Benefits of at least $100,000 per accident or illness(治療費用(治療救援費用)が10万ドルまで保障されていること。)
  • Repatriation of Remains in the amount of $25,000(救援費用(治療救援費用)が2万5千ドルまで保障されていること)
  • Expenses associated with the medical evacuation of the exchange visitor to his or her home country in the amount of $50,000(ケガや病気などの場合の本国の医療機関への搬送費用が5万ドルまで保障されていること)
    ※海外旅行保険の場合、自らの判断で本国へ戻る費用は対象外となります。
  • A deductible not to exceed $500 per accident or illness(病気や事故毎の免責額が500ドルを超えないこと。)
    ※海外旅行保険の場合、治療費用における面積額はありません。ただし、既往症や歯科治療、妊娠にまつわる費用は対象外です。
  • A policy underwritten by an insurance carrier with: (保険会社が以下の格付けのいずれかに該当すること)
  • an A.M. Best rating of "A-" or above;
  • a McGraw Hill Financial/Standard & Poor's Claims paying Ability rating of "A-" or above;
  • a Weiss Research, Inc. rating of "B+" or above;
  • a Fitch Ratings, Inc. rating of "A-" or above;
  • a Moody's Investor Services rating of "A3" or above;
  • ※弊社でご紹介する海外旅行保険の保険会社は条件を満たしております。

手続きが簡単で、保障内容がわかりやすいのが海外旅行保険です。 渡米前に日本で手続きをし、渡米後も日本語でサポートを受けられます。 アメリカ滞在中はもちろん、休暇中にアメリカ以外を旅行する時の保障もされています。 補償内容は保険会社により様々です。主に、傷害治療費用・疾病(病気)治療費用・傷害死亡及び後遺傷害・疾病死亡・賠償責任・携行品損害・航空機寄託手荷物遅延・航空機遅延などのトラブルに対して備える事ができます。 一般的に補償されないのは、歯の治療や妊娠、出産関連、又は起因する病気・戦争、内乱、暴動(テロは除く)などによるケガなどがあります。保険会社によって異なりますし、様々なプランがありますので、自分に一番合う保険を選びましょう。

  • リロの海外旅行保険
  • 海外旅行保険の注意事項
  • ①渡米前までに必ず保険への契約手続を完了しておかなくてはなりません。 →日本の海外旅行保険は、ご本人が渡米出発前に申し込みを完了していないと契約ができず、本人が現地にいたままでの契約はできません。 必ず、日本出発日からの契約をする必要があるので、渡米する1週間前までには保険の契約手続きを済ませましょう。
  • ②途中で保険会社の変更はできません。 →現地にご本人がいる状態で保険会社の変更はできません。渡米前に十分に検討しましょう。
  • ③滞在中に契約期間が切れてしまったら、保険の再加入は日本国内でしか発行できません。 →契約が失効した後は日本の保険会社への再契約ができません。渡航期間を延長する可能性がある場合は、延長手続き方法を事前に保険会社へ確認しましょう。
  • ④契約期間が失効する前の延長手続き →延長手続きについて、保険会社によっては代理人(ご家族)でも手続きができるので、渡米前に保険会社に手続き方法を確認しておきましょう。

補償内容を事前にしっかり確認しましょう。アメリカでは数種類の保険制度があります。以下、そのうち利用者が多いものをご紹介致します。


HMO (Health Maintenance Organization)

  • HMOに加入する被保険者は、HMOのネットワーク内の医療機関を利用する限り、低い自己負担額で医療サービスを受けることが可能です。
  • HMOは、自身の主治医(primary care physician (PCP))を一人決め、どのような医療サービスを受ける場合もまずその主治医に確認する必要があります。専門医や専門治療が必要な場合は主治医からの紹介がなくてはなりません。もしネットワーク外の医療機関を利用した場合は、医療費は全額自己負担になります。
  • HMOは後述のPPOよりも比較的低い保険料になります。

PPO (Preferred Provider Organization )

  • PPOに加入する被保険者は、ネットワーク内の医療機関を利用すると契約上決められた自己負担率で医療サービスを利用でき、またネットワーク外の医療機関についても自己負担率は増えますが、利用することができます。
  • ネットワーク外の医師にかかる場合、一旦自分で医療費を全額払う必要があるので一時的に高額な金額が必要になります。
  • HMOよりも比較的高い保険料になりますが、最近はプランによってはHMOと変わらないものもあります。

EPO (Exclusive Provider Organization)

  • HMOと同様にネットワーク内の医療機関を利用する限り、低い自己負担額で医療サービスを受けることが可能です。
  • ネットワーク外の医療機関を利用した場合は医療費は全額自己負担になります。(緊急治療は例外)
  • また、HMOと反対に、主治医の選択をする必要はなく、専門医にかかる際も主治医の紹介を必要としません。自分で専門医や病院を選択するため、事前にネットワーク内の医療機関を確認する必要があります。
 

アメリカでよく使う保険用語

Co-payment:

診療所などの医療機関での受診1回あたりの自己負担額のこと。Co-paymentが$20という契約になっていれば、一回$20で診察を受けることができます。

Deductible:

年間の免責額のこと。年度内にその金額に達したら、保険会社が残りの金額を支払う仕組みになっています。ただし、一般的に免責額に達した後は、自己負担が数パーセントかかる、という契約内容になっている場合が多いので注意が必要です。
例)Deductible $1000
免責額に達した後の自己負担率(Co-insurance)20%
手術代$5000 の場合、$5000 - $1000 * 20% = $800 (自己負担額)

Co-insurance:

Deductibleの上限に達した後の医療費の自己負担率のこと。(上記例では20%の契約になっています。)

Annual Out of Pocket Maximum:

年間の自己負担の最高金額のこと。ディダクタブルやコーインシュアランスなどを含め、自己負担額がこの設定金額に達すると、それ以降その年度内の医療費は保険で100%カバーされます。

Stop-loss:

自己負担の最高額を支払い終わって、保険が100%カバーし始めること。

Premium:

保険料のこと。

Carrier:

保険会社、または、HMOを提供している団体のこと。

In-Network:

ネットワーク内の医師や病院のこと。被保険者は、このネットワークに加盟している医療機関で医療サービスを受けることにより、医療費が割引されます。

Network:

ある保険会社の顧客のために、割引料金で医療サービスを提供するという契約を保険会社と交わしている、医師や病院などの医療機関の集合のこと。

Hospital Inpatient:

入院治療のこと。

Hospital Outpatient:

病院の外来治療のこと。

LOS:

入院期間 (length of stay)のこと。

Out-of-Plan (Out-of-Network):

HMOやPPOのネットワークに加盟していない医療機関のこと。

ご自身でアメリカにて手配をする場合こちらのサイト にて住所等を入力してアカウントを作成すると、各種保険会社の保険料、保険内容を比較してくれます。 保険料が比較的高く、またいざという時に気軽に相談できる先がいないので、①か②での保険手配をお勧めいたします。

 

アメリカの医療保険制度

  • • 2014年より全てのアメリカ国籍保持者と合法的にアメリカに滞在している人を対象に、加入が義務化された医療保険制度改革、通称オバマケアが開始されました。
  • • オバマケアとは“Affordable Care Act”の通称であり、アメリカに合法的に住む全ての人を対象に医療保険加入を義務付ける法律となっています。
  • • もし入らない場合は罰金を支払わなければなりません。
    • 2015年度:大人一人に付き$325、子ども一人に付き$162.50(世帯で$975まで)、または世帯所得の2%
    • 2016年以降:大人一人に付き$695、子ども一人に付き$347.50(世帯で$2,085まで)、または世帯所得の2.5%
  • • 海外旅行保険は対象の医療保険に該当しませんがが、J1ビザ保有の方は免除期間があります。
  • • F1, J1, M, Qビザの留学生ー学生である限り5年間は免除。6年目からは税務上の居住外国人であるかどうかの審査が行われる。
  • J1, Qビザの先生や研究員ー2年間は非居住外国人なので免除。3年目からは税務上の居住外国人であるかどうかの審査が行われる。
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海外旅行保険サービスについて